経営主体は、創建480年の歴史ある稱讃寺(しょうさんじ)

稱讃寺 住職 瑞田 信弘
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高松ほたるローズガーデン座談会
笑顔になれる霊園
この度はお忙しい中、稱讃寺 にお集まりいただきありがとうございます。「高松ほたるローズガーデン」は、どのような経緯で始まったのでしょうか。

稱讃寺様は、納骨堂を経営なさっていますが、川部町の霊園を再開発するご計画があり相談を受けました。

そんな折、たまたま私が三好さんのところに立ち寄り、それなら中本式樹木葬がいいだろうと提案しました。

中本さんは樹木葬の創始者として霊園業界ではとても有名な方で、依頼できるのかと思いましたが、大西さんはすでに2ヶ所も中本さんとタッグを組み販売もしているというのです。

大西さんとは全優石で知り合った旧知の中で、沖縄と香川県三豊市で樹木葬を手掛けさせていただきました。

左から)三好石材 代表取締役 三好 正人、ココ・プランニング会長 中本 隆久、稱讃寺 住職 瑞田 信弘、大西石材工業 代表取締役 大西 康夫
瑞田和尚は霊園開発をするにあたり、このチームに依頼したことは?

今は墓石にお金を払う時代ではなく、いい場所でお預かりして、いい状態でお参りできることに対して対価が払われる時代です。「ここならいいな」と思ってもらえるきれいな公園型の樹木葬であること、またお墓の面倒がみられなくなっても大丈夫なシステムがあることをお願いしました。

中本さんがつくる樹木葬は、きれいなのは、もちろんですが、自然に眠ることを大切にしている点が他の樹木葬とは決定的に違います。花も緑も自然に育つもの。完成時の植栽は数年後をイメージ。最初から空間にふさわしくない大きな樹木は植えませんし、整える手は入れますが基本的に樹木は自然な成長を尊重した空間づくりを行います。あくまで自然な自然の中に自然に眠るということが大切なんです。これは日本初のガーデニング霊園を生み出した時から変わっていません。

佐倉ふれあいパーク

そうですか。私の霊園には、ネーミングから何からコロコロ変わるご提案をいただき、最後は樹木葬古墳墓ですから驚きました。ただ今思えば中本さんの霊園づくりはINGの進行形なんですね。まだ何かないか、絶えずよくするために考え続けている。他の樹木葬を見ていると、場所に関係なく同じパターンで作っていますが、中本さんのは何かちょっとずつ進化しています。その中でも今回の樹木葬古墳墓は、今までにない革新的な企画なのではないでしょうか。

樹木葬古墳墓は、(株)前方後円墳の竹田先生と一緒につくるのですが、古墳はお墓の原点だと思うのです。穴を掘り亡くなった人を埋葬して土を盛る。そこに誰が眠っているかわかるように墓標を立てる。お墓のはじまりはそんなものではなかったのか。供養の仕方は、神式、仏式で違いますが、お墓で一番大切なことは供養。亡くなった方と供養される方をつなぐ場づくりだと思っています。
瑞田和尚は古墳墓の提案を受けた時、どう思われましたか?

古墳は神道のお墓です。宗教者としてみれば他の宗、他の道は敵ですが、もうそういう時代ではないと思っています。宗派が違う家にお嫁入りする。墓じまいするのに宗派が合わない。宗派を気にせずにお寺を変えるということも起きています。これからこういうことはもっと進んでいきますし、霊園はそれに答えられる懐の広さが、ますます求められてくると思っています。

瑞田和尚は、生きる作法・死ぬ作法をテーマとした「心と命のフォーラム」のパネリストやカルチャーセンターの講師を務めており、稱讃寺では「お寺de講演会」も開催して、日頃から様々な考え方や終活の生の声に接していらっしゃいます。本当に今求められていることを肌感覚でわかっていらっしゃる方だからこそのご意見だと思います。
供養が主役となる時代のお墓はどんなお墓がいいのでしょう?

まずお墓は過去のもので、供養は今生きている方がなさることです。そこで私たち墓守の仕事は何かというと供養のサポート、過去と今生きている方の未来をつなげることです。そして今の時代、そのつながりのつくり方は、墓石ではなく、“場”になってきている気がします。

お盆に帰省してお墓参りをする。悩みがある時やいいことがあった時に話に行く。お墓があるからこそつながれますし、その場所は特別な場所でなければならないと思います。お墓(墓石)だけがお墓ではなくて、墓地に入ったときからお墓参りははじまっていて、そこは故人と生者が対話をする“場”だと私も思います。

私も同感です。中本式樹木葬は、故人と生者が対話する場に求められることは何かを考えて生み出したものです。バラをはじめとする季節の花で霊園を彩るのは、参拝される方がいない時も、故人の眠りをもてなし、子供が来園しても怖くない“場”とするためですし、古墳墓の周りに水辺をつくり、ほたるを育成するのは、故人がほたるになって帰ってくるイメージに想いを込めてデザインしたものです。

実は川辺町の霊園の再開発に対し、何件か売り込みをいただきました。その中で三好さん、大西さん、中本さんのチームを選んだのは、お墓に対する熱い想いがあるからです。

建物でもなんでもモノをつくることは誰でもできますが、大切なのは、それを使うヒトの気持ちに寄り添うデザインです。経験やノウハウに安住せず、お客様に「ここを選んでよかった」と満足していただけるモノとコトをずっとご提供していくこと。それが私たち墓守の責務であり想いです。

悲しみを笑顔に、ひとりをみんなにする「笑顔になれる霊園」が、中本式樹木葬のコンセプトでしたね。手間暇がかかる樹木葬に愛情を注ぐのも、イベントを開催して人と人をつなぐコミュニティづくりを行うのも、すべてはつながりをつくるという想いからですね。

お客様と一緒に笑顔になれる霊園に育てていきたいですね。
ともに高松No.1樹木葬をめざして
庭園式樹木葬のルーツとなっているのが1995年(平成7年)に、霊園アーティスト中本 隆久が千葉県佐倉に開園した日本初のバラ咲くガーデニング霊園。みずみずしい緑の中でバラをはじめとする花々が咲き誇る光景はこれまでのお墓の概念を一変させるものでした。以来、四半期以上にわたって、日本で25カ所、中国で4カ所の霊園開発を手掛けてきた中本 隆久が次の開発地として選んだのが、ここ高松市川辺町。樹木葬古墳墓という新企画を携えて地元企業の三好石材と大西石材工業とともに「高松ほたるローズガーデン」を創園します。目指すのは高松No.1樹木葬。どうぞご期待ください。

ココ・プランニング 会長 中本 隆久
株式会社ココ・プランニング
〒160-0023
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TEL.03-6300-4310 FAX.03-6300-4333
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花小金井ふれあいパーク(東京都小平市/2003年開園)

府中ふれあいパーク(東京都府中市/1998年開園)

金沢寺町 宝勝寺ふれあいパーク霊苑(石川県金沢市/2017年開園)

大興寺 佐賀ふれあいパーク(佐賀県佐賀市/2013年開苑)
未来につながる集いの場づくりを

大西石材工業 代表取締役 大西 康夫
大西石材工業株式会社
〒769-1404
香川県三豊市仁尾町仁尾乙250-1
TEL. 0875-82-3301 FAX. 0875-82-4484
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大寧山 不動護国寺 覚城院樹木葬(香川県三豊市)

安国寺 摩文仁国定公園内霊園 清ら結(沖縄県糸満市)
ずっと愛される大切な場所づくり

三好石材代表 取締役 三好 正人
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〒761-0121
香川県高松市牟礼町牟礼2139-1
TEL. 087-845-5656 FAX. 087-845-5255
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庵治石(あじいし)採石場

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